往年のビンテージ機器のモデファイをリーズナブルに提供している機材メーカー「WARM AUDIO(ウォームオーディオ)」から、新製品がしれっと発売されています。最近だと、SONYの800GやAKGのC12のモデリングマイクが話題でしたが、今回はマイクではなくマイクプリ。ざっくりとその概要を見ていきます。
Contents
- 1 WARM AUDIOについて
- 2 AMPEX 351
- 3 WARM AUDIO – MPX スペック
- 4 オープンリール時代の真空管マイクプリアンプのサウンドを忠実に再現
- 5 アナログトーンの幅を広げるパワーと汎用性
- 6 プレミアムなコンポーネントとハンド・ワイヤードにより、リアルなヴィンテージ体験を実現
- 7 選択可能なオール・アナログ・テープ・サチュレーション
- 8 ハイパス(80Hz)&ローパス(2kHz)フィルターでトーンに磨きを掛ける
- 9 テキサス州オースチンのWarm Audio本社にて手作業で検査&テスト
- 10 多彩なプリアンプの音色
- 11 特徴と仕様
- 12 WARM AUDIO – MPX まとめ
- 13 関連リンク
WARM AUDIOについて

WARM AUDIO(ウォームオーディオ)は2011年に創業したアメリカテキサス州のガレージメーカー。往年の名機と言われるレコーディング 機器はいわゆる”ディスコン”になっているものがほとんどで、部品の欠品や、企業買収など、理由は様々ですが、中古市場でとんでもない高値で取引されています。そんなビンテージ機器のレプリカをリーズナブルに製作、提供しているメーカー。
AMPEX 351

今回発売されたMPXシリーズは、1960年代にスタジオでマスターテープとして使用されていたAMPEXの351というモデルのプリアンプ部分を再現しているようです。
プラグインだと、WavesのEddie KramerのMaster Tapeがこのエミュレーションです。
オリンピックスタジオにて、ジミ・ヘンドリックス、レッドツェッペリン、KISS等の楽曲に実際にしようしていたとのこと。
WARM AUDIO – MPX スペック
(以下、サウンドハウス引用)


WA-MPXは、ロックンロールとラジオからのヒット曲を生み出したマイクチューブ・プリアンプのサウンドを忠実に再現しています。プレミアムなコンポーネントとオリジナルに忠実な回路設計により、現代のアーティストが追い求めるアナログの暖かみとオープンリール時代のチューブトーンを提供します。
オープンリール時代の真空管マイクプリアンプのサウンドを忠実に再現
ロックンロールとラジオ放送によるヒット曲誕生を支えた米国のテープマシンに搭載していた351-style 真空管プリアンプをベースにしています。
アナログトーンの幅を広げるパワーと汎用性
300Vのパワーと90dBのチューブゲインを誇り、クリーンゲイン、パワフルなサウンドを実現、サチュレートするまで真空管を駆動できます。
プレミアムなコンポーネントとハンド・ワイヤードにより、リアルなヴィンテージ体験を実現
各チャンネルに3本の高級真空管とカスタム・ワウンドのUSA CineMagトランスを実装し、オリジナルのアナログサウンドを忠実に再現します。
選択可能なオール・アナログ・テープ・サチュレーション
ディスクリート・アナログコンポーネントを使用し、コンプレッション、サチュレーション、ノンリニア周波数特性により、オープンリールサウンドを実現します。
ハイパス(80Hz)&ローパス(2kHz)フィルターでトーンに磨きを掛ける
2kHzのローパスフィルターにより、トーンに磨きをかけて、中域の暖かみとパンチを最大限に引き出します。80Hzのハイパス・フィルターにより、音源から不要な低音ノイズを除去します。
テキサス州オースチンのWarm Audio本社にて手作業で検査&テスト
テキサス州オースチンのWarm Audio本社にて、トレーニングを受けたエンジニアとミュージシャンが、最善のサウンドを得るために入念な検査を行っています。
多彩なプリアンプの音色
- 各チャンネル3本の真空管によるワイドでクリーンなチューブ・トーン
- 真空管による自然なハーモニックディストーションとコンプレッションをダイヤル操作で実現
- 「Tape Sat」スイッチにより、オールアナログ・テープ・サチュレーションを有効に
- ヴィンテージサウンド+最新の接続性で、あらゆる用途に対応
特徴と仕様
- オープンリール時代の真空管プリアンプのサウンドを忠実に再現
- 究極のアナログ・サウンドを実現する、ハンドメイドによるチャンネルあたり3本の真空管による完全ディスクリート構成
- テープ・サチュレーションにより、ハーモニック・ディストーションとナチュラル・コンプレッションを追加可能
- 90dB/チャンネルを誇るアナログ真空管ゲイン
- カスタムワウンド、大口径CineMag USAトランス採用
- マイク入力:600Ωトランス(6000Ω定格)
- マイク入力(”Tone “作動時):150Ωトランス(1500Ω定格)
- プレミアム12AX7(x2)、12AU7(x1)真空管搭載
- 600Ω 出力アッテネータ搭載
- ハイゲインコントロールにより、回路内の3番目の真空管に20dB(対70dBから90dB)のクリーンゲインを追加し、低出力マイクや小音量音源に対応
- 48Vファンタム電源、極性切替スイッチ搭載
- 入力トランスのインピーダンスを変化させ、アナログの色彩を加えるクラシックな暖かいオーディオトーン・コントロール
- 80Hzハイパスフィルターによる低音域のコントロール
- 2kHzローパスフィルターにより、プリアンプのパワーと暖かさを中域に集中させ、パンチの効いたサウンドを実現
- テープサチュレーションは、ハーモニックディストーションとナチュラルコンプレッションを追加し、本格的なアナログの質感を実現します
- 入力:マイク(XLR)、楽器(TSフォン)、ライン(TRSフォン)
- 出力:ラインレベル(XLR / TRS)
- VUメーターによるレベル表示
- 周波数特性20Hz-20kHz
- アルミ製フェイスプレート、スチール製シャーシ、ビンテージ・ベークライト・スタイルのノブ
- IEC 115v/230v電源入力
WARM AUDIO – MPX まとめ
マイクプリとしてこれをメインでとかではなく、選択肢の1つとして、またはサチュレーターとして、という使い方になると思います。モノラルとステレオがありますが、サチュレーターとして幅広く使うことを考えると、スレテオモデルかなと。
プラグインで作るサチュレートと、アナログで作るサチュレートはまた違った感じになるので、かなり面白そうだと思います。
注意点として、アナログ機材の魅力ばかりが各所で謳われていますが、重要なのはその”メンテナンス”。特に真空管機材は球切れとか必ず起こるので、真空管の交換は必須です。ある程度まめな性格でないと、こういったアナログ機材は継続使用が困難ですので、その辺を理解した上での購入をおすすめします。






