今気になるプラグイン Waves 「Curves Equator」、iZotope 「Aurora」

プラグイン業界も、新たなAI技術などを取り入れた新しいアプローチのプラグインが続々と各社からリリースされています。少し前までは、往年の名機のエミュレーションが盛んでしたが、だいたいその辺も出尽くしてきたのか、最近は違うアプローチのプラグインが増えてきたように感じます。

Waves 「Curves Equator」

ついにWavesから出ましたね!正直Wavesからはいつ出るのかなーと待っていましたが、ようやくリリースされました。いわゆるResonance Suppressor(レゾナンスサプレッサー)です。

共鳴周波数を”動的に”抑制してくれるもので、いわゆるダイナミックEQですね。コンプといえばコンプとも言えます。同系統のプラグインで最も有名なのは、oeksound「soothe2」、Mastering The Mix「RESO」、「FUSER」や、BABY Audio「Smooth Operator」などがあります。

レゾナンスサプレッサーは動的処理、比較的簡単な操作、オート学習機能、サイドチェーン対応というところがポイントで、サージカルEQなどではできない音作りが可能です。動的処理で複雑な演算処理をしていると思うので比較的CPU負荷は重くなりがちだと思います。

4つのマルチバンドと8つのノードで帯域を分けて処理することが可能で、かなり柔軟な処理ができそうです。パラメーターもシンプルで分かりやすく、少し慣れている人なら見ただけで全部わかる感じ。

低域側は耳に当たってくるようなレゾナンスは出ないのでレゾナンス抑制というよりは、サイドチェインで他トラックに対してのコンプレッションとして使用する時に使うと思います。特に、ボーカルなどのメインパートをサイドチェインで受けて使用することが多くなりそです。

そう考えると、いくつかプラグインを統合したような感じで、あらゆる問題に対して対処できるかもしれませんね。だからこそ、CPU負荷が気になるところです。

iZotope 「Aurora」

こちらはリバーブですが、ある意味先ほどの Curves Equator と類似するプラグインです。リバーブサウンドを、原音を解析して”動的に”抑制するというプラグイン。(素晴らしい)

今までは原音をAUXバスでリバーブに送り、そこにコンプで原音をサイドチェインしたり、ダイナミックEQしたりして原音を前に出しつつ空間処理をするというプロセスを行なっていましたが、もしかしたらこの一連の作業が無くなるかも?そんなプラグインです。

昨今のエンジニアはほぼこのような処理をしていると私は思っていますが、USの楽曲なんか聴いているとほんとにこれです。物凄いロングテールのリバーブがかかっているのにボーカルはくっきり聴こえてくる。このプラグインではおそらく簡単にこんな処理が行えるののでしょう。

総じてどちらのプラグインも、よりクリーンなサウンドを作るために活躍すること間違いなし!

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