今気になる機材。WARM AUDIO から新発売された351スタイルのマイクプリ、MPX シリーズ

往年のビンテージ機器のモデファイをリーズナブルに提供している機材メーカー「WARM AUDIO(ウォームオーディオ)」から、新製品がしれっと発売されています。最近だと、SONYの800GやAKGのC12のモデリングマイクが話題でしたが、今回はマイクではなくマイクプリ。ざっくりとその概要を見ていきます。

WARM AUDIOについて

warm-audio-logo

WARM AUDIO(ウォームオーディオ)は2011年に創業したアメリカテキサス州のガレージメーカー。往年の名機と言われるレコーディング 機器はいわゆる”ディスコン”になっているものがほとんどで、部品の欠品や、企業買収など、理由は様々ですが、中古市場でとんでもない高値で取引されています。そんなビンテージ機器のレプリカをリーズナブルに製作、提供しているメーカー。

AMPEX 351

ampex-351

今回発売されたMPXシリーズは、1960年代にスタジオでマスターテープとして使用されていたAMPEXの351というモデルのプリアンプ部分を再現しているようです。

プラグインだと、WavesのEddie KramerのMaster Tapeがこのエミュレーションです。

オリンピックスタジオにて、ジミ・ヘンドリックス、レッドツェッペリン、KISS等の楽曲に実際にしようしていたとのこと。

WARM AUDIO – MPX スペック

(以下、サウンドハウス引用)

WA-MPX
WA-2MPX

WA-MPXは、ロックンロールとラジオからのヒット曲を生み出したマイクチューブ・プリアンプのサウンドを忠実に再現しています。プレミアムなコンポーネントとオリジナルに忠実な回路設計により、現代のアーティストが追い求めるアナログの暖かみとオープンリール時代のチューブトーンを提供します。

オープンリール時代の真空管マイクプリアンプのサウンドを忠実に再現

ロックンロールとラジオ放送によるヒット曲誕生を支えた米国のテープマシンに搭載していた351-style 真空管プリアンプをベースにしています。

アナログトーンの幅を広げるパワーと汎用性

300Vのパワーと90dBのチューブゲインを誇り、クリーンゲイン、パワフルなサウンドを実現、サチュレートするまで真空管を駆動できます。

プレミアムなコンポーネントとハンド・ワイヤードにより、リアルなヴィンテージ体験を実現

各チャンネルに3本の高級真空管とカスタム・ワウンドのUSA CineMagトランスを実装し、オリジナルのアナログサウンドを忠実に再現します。

選択可能なオール・アナログ・テープ・サチュレーション

ディスクリート・アナログコンポーネントを使用し、コンプレッション、サチュレーション、ノンリニア周波数特性により、オープンリールサウンドを実現します。

ハイパス(80Hz)&ローパス(2kHz)フィルターでトーンに磨きを掛ける

2kHzのローパスフィルターにより、トーンに磨きをかけて、中域の暖かみとパンチを最大限に引き出します。80Hzのハイパス・フィルターにより、音源から不要な低音ノイズを除去します。

テキサス州オースチンのWarm Audio本社にて手作業で検査&テスト

テキサス州オースチンのWarm Audio本社にて、トレーニングを受けたエンジニアとミュージシャンが、最善のサウンドを得るために入念な検査を行っています。

多彩なプリアンプの音色

  • 各チャンネル3本の真空管によるワイドでクリーンなチューブ・トーン
  • 真空管による自然なハーモニックディストーションとコンプレッションをダイヤル操作で実現
  • 「Tape Sat」スイッチにより、オールアナログ・テープ・サチュレーションを有効に
  • ヴィンテージサウンド+最新の接続性で、あらゆる用途に対応

特徴と仕様

  • オープンリール時代の真空管プリアンプのサウンドを忠実に再現
  • 究極のアナログ・サウンドを実現する、ハンドメイドによるチャンネルあたり3本の真空管による完全ディスクリート構成
  • テープ・サチュレーションにより、ハーモニック・ディストーションとナチュラル・コンプレッションを追加可能
  • 90dB/チャンネルを誇るアナログ真空管ゲイン
  • カスタムワウンド、大口径CineMag USAトランス採用
  • マイク入力:600Ωトランス(6000Ω定格)
  • マイク入力(”Tone “作動時):150Ωトランス(1500Ω定格)
  • プレミアム12AX7(x2)、12AU7(x1)真空管搭載
  • 600Ω 出力アッテネータ搭載
  • ハイゲインコントロールにより、回路内の3番目の真空管に20dB(対70dBから90dB)のクリーンゲインを追加し、低出力マイクや小音量音源に対応
  • 48Vファンタム電源、極性切替スイッチ搭載
  • 入力トランスのインピーダンスを変化させ、アナログの色彩を加えるクラシックな暖かいオーディオトーン・コントロール
  • 80Hzハイパスフィルターによる低音域のコントロール
  • 2kHzローパスフィルターにより、プリアンプのパワーと暖かさを中域に集中させ、パンチの効いたサウンドを実現
  • テープサチュレーションは、ハーモニックディストーションとナチュラルコンプレッションを追加し、本格的なアナログの質感を実現します
  • 入力:マイク(XLR)、楽器(TSフォン)、ライン(TRSフォン)
  • 出力:ラインレベル(XLR / TRS)
  • VUメーターによるレベル表示
  • 周波数特性20Hz-20kHz
  • アルミ製フェイスプレート、スチール製シャーシ、ビンテージ・ベークライト・スタイルのノブ
  • IEC 115v/230v電源入力

WARM AUDIO – MPX まとめ

マイクプリとしてこれをメインでとかではなく、選択肢の1つとして、またはサチュレーターとして、という使い方になると思います。モノラルとステレオがありますが、サチュレーターとして幅広く使うことを考えると、スレテオモデルかなと。

プラグインで作るサチュレートと、アナログで作るサチュレートはまた違った感じになるので、かなり面白そうだと思います。

注意点として、アナログ機材の魅力ばかりが各所で謳われていますが、重要なのはその”メンテナンス”。特に真空管機材は球切れとか必ず起こるので、真空管の交換は必須です。ある程度まめな性格でないと、こういったアナログ機材は継続使用が困難ですので、その辺を理解した上での購入をおすすめします。

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